ハイドロキャストプログラム(アメリカ)に基づく義歯の製作法。治療用義歯の内面に粘膜調整剤(ハイドロキャスト)を填入し、
その印象や排列を基に最終義歯を製作法。
【ハイドロキャストプログラム】は、
クラーク・スミス氏とDr.キャンベル(アメリカ)によって、
・『ハイドロキャスト ティッシュ コンディショナー』(義歯粘膜面の生理学的及び機能的な印象法)と
・『ハイドロキャストマシーン』(加圧加熱重合法によるレジンの精密重合器)
が開発された。
クラーク・スミス氏は『ハイドロキャストマシーン』
Dr.キャンベル氏は『ハイドロキャスト ティッシュコンディショナー』の開発を行った。
その材料と機械は、クラーク・スミス氏のKey-See Dental.Coで製作を行った。
また治療用義歯に『ハイドロキャスト ティッシュ コンディショナー』を用いることで、
・歯肉粘膜や義歯床縁周囲の筋肉の動きをおよそ2週間にわたり印象・記録
・審美的な確認、解剖学的・機能的な調和を図る
・咬合安定性の確認、確立
さらに口腔内で安定した状態の良い治療用義歯を基に最終義歯の製作に移る。
つまり、最低でも治療用義歯と最終義歯と2つの義歯を製作する方法である。
この方法は、クラーク・スミス氏とDr.キャンベルの2人の勧めでDr.Poundも導入し義歯製作に力を注いだ。
(クラーク・スミス氏 談)